2021年4月30日
デジタル世界における研究インパクトの変化
~Impact Science、学術研究の展望に影響を及ぼす現在のデジタル技術・トレンド・行動に関するホワイトペーパーを発表~
カクタス・コミュニケーションズ(以下カクタス)が運営するブランドであり、科学コミュニケーションの戦略と戦術を提供するImpact Science(インパクトサイエンス)はこのほど、「The Changing Nature of Research Impact in a Digital World(デジタル世界における研究インパクトの変化)」と題したホワイトペーパーを発表しました。学術研究の展望に影響を及ぼす現在のデジタル技術・トレンド・行動を調査した詳細な報告書です。雑然としたメディア情勢の中、耳目を集めて認知されるために研究者、出版社、学協会の皆様が用いている戦略についても詳述しています。
カクタスの学術・学協会部門ヴァイスプレジデント、デボラ・ワイアットは報告書に関し「2020年はデジタルメディアの消費や、信頼性の高い研究を求めるオンライン検索が急増しました。本報告書は、こうした状況が世界の研究出版界に与える影響を詳細に調査したものです。雑然としたメディア情勢において、読者はシンプルで視覚的なフォーマットを好むことがわかっています。インフォグラフィックやビデオサマリーといった視覚要素を備えた論文は一貫して被引用数や読者数が多く、オンライン上でシェアされる頻度も高いのです」と語っています。
本ホワイトペーパーでは、複雑な研究を伝える手段となり得る、さまざまな種類のシンプルで非常に視覚的なフォーマットについて説明しているほか、Altimetric(オルトメトリック)スコアを大幅に向上させる方法もケーススタディやレポートの中で紹介しています。また、「インフォグラフィックとビデオサマリーを備えた論文は、インフォグラフィックだけを備えた論文と比べて半年で2倍以上、どちらもない論文と比べて7倍以上の被引用数を得た」という調査結果など、数々の興味深い洞察を提供しています。このようなデータや知見が豊富なので、世界中の出版社、学協会、大学などで研究コミュニケーションに携わる研究者やマーケター、プロフェッショナルの皆様にとって必読の内容です。
Impact Science代表のハリニ・カラムールは「どんな研究でも、インパクトを与えるには適切な人々にリーチしなくてはなりません。従来のものに代わるプロモーション資産を利用することで、インパクトバリューを高め、情報普及の過程で一般の人に広く知ってもらうことができます。読者や視聴者にリーチするために、研究の世界はもはや決まりきったやり方に従うのではなく、新しい普及手段に急速に適応しているのです」と話しています。
報告書全文のダウンロードはこちら:https://www.impact.science/whitepaper/the-changing-nature-of-research-impact-in-a-digital-world.pdf