2020年10月13日

カクタス・コミュニケーションズ、「世界メンタルヘルスデー2020」に寄せて、研究者のメンタルヘルスに焦点を当てた最大かつ最も多様なグローバル調査を発表

科学の進歩を促すテクノロジー企業、カクタス・コミュニケーションズ(以下カクタス)は世界メンタルヘルスデー2020を機に、研究者のメンタルヘルス、幸福度、充実感に関するグローバル調査レポートを、満を持して発表しました。2019年10月から2020年7月に7か国語で実施した本調査は、研究数上位10カ国の有力な代表者を含め世界1万3千人以上の参加者から驚異的な反響があり、研究者を対象とする調査では最大かつ最も多様なものとなりました。現役および元学者13人の協力を得るとともに、分析・報告パートナーにシフト・ラーニング(Shift Learning)、独立コンサルタントにドラゴンフライ・メンタルヘルス(Dragonfly Mental Health)、報告拡充パートナーにヴィータイ(Vitae)とユーラクセス(Euraxess)を迎え、インディアバイオサイエンス(IndiaBioscience)、科学電子図書館オンライン(SciELO)、インディア・アライアンス(India Alliance)などさまざまな研究関連機関・組織の支援を受けました。

カクタスの共同創業者でCEOのアビシェック・ゴエルはこのレポートについて次のように語っています。「世界は常に研究者に対処法や解決策を求めています。現在進行中のパンデミックのような危機的状況下では特にそうですが、一方で研究者の生活についてはほとんど知られることがありません。当社は長年にわたる研究者との対話を通して、学術環境は過酷で競争が激しく、失敗や拒絶の連続であること、学術界におけるメンタルヘルスは世界が一致団結して取り組む必要のある深刻な問題であることを理解しています。国際連合の持続可能な開発目標と足並みをそろえるカクタス・ファウンデーションを通じて、研究者にとってより良い世界をつくりたいと望んでおり、今回の調査はその重要な第一歩だと考えています。研究者にとってのプレッシャー、また喜びやストレスの引き金をこうした世界規模で明らかにすることで、最終的により育成力があり充実した研究文化への道が開かれるよう願っています」

カクタスのソートリーダーシップ担当シニアディレクター、クラリンダ・セレジョは本調査対象者の世界的な多様性についてこう話しています。「職場のメンタルヘルスを巡っては世界的な議論を呼ぶようになったものの、いまだにこの話題は多くの国でタブー視され、特に学術界にはメンタルヘルスへの懸念に体系的に取り組むために必要な構造や組織が従来欠けています。当社は以前からこの調査を大変重視していましたが、世界中からキャリアステージを超えて、しかもメンタルヘルスに関する議論が一般的でない地域の研究者の方々にまでご参加いただき、身の引き締まる思いです。おかげで、研究者が声を上げ、その声を利用して変化を促したがっていること、そして研究機関が耳を傾けたがっていることを確信しました。この調査が世界規模の重要な対話の端緒となり、研究者と連携するすべての意思決定者が、調査で得た洞察に基づいてより研究者に優しい労働方針を実行することを願っています」

カクタスは本調査を通じて学術界におけるメンタルヘルスに関する意識を世界的に高めることを目的としており、この問題について率直に話し合って対処するよう研究機関や大学に呼び掛けています。

調査レポートの全文を読めば、研究者の生活や学術界全体の文化について興味深い洞察が得られます。また、研究者が仕事のどの側面から喜びや充実感を得るのか、どの側面からストレスや負担を感じるのか、どのような支援を大学や研究機関から受けたいのかなどに関して世界中の研究者の視点を知ることができます。調査レポート全文の無料ダウンロードはこちら

今回の取り組みの最新情報は@CactusMHSをご覧ください。

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