学術誌のWeChatでの影響力世界ランキング発表
『環球科学』(『Scientific American』の中国語版)が運営する学術コミュニケーションサービスプラットフォーム領研網(www.linkresearcher.com)と、カクタス・コミュニケーションズ(以下カクタス)の科学コミュニケーションブランドImpact Scienceは、新しいメディアにおける学術誌の影響力を示すランキングを共同で発表しました。 本ランキングでは、2021年第1四半期に中国の大手SNS「WeChat(微信)」で大きな広まり具合を見せた、世界で最も卓越した学術誌500誌と最も影響力の強い出版ブランド50がリストアップされており、化学、材料、エネルギー・環境、医学、生物学、農学、林学、植物学、生態学など、研究の盛んな分野における各誌の伝播力を深く知ることができます。順位の決定は、同年1~3月にWeChatに投稿された約7万件の記事にセマンティックマイニングを実施し、タイトルから1200誌以上の中国国内外の学術誌を個別に抽出した上で、記事の閲覧数を基に行われました。 上位10誌はいずれも権威のある著名な国際学術誌です。また、上位100誌のうち、昨年と比較して特に大きく順位が上昇したのは、『The Innovation』(50位上昇)『Nature Genetics』(41位上昇)『Cell Stem Cell』(32位上昇)『The Journal of the American Medical Association(JAMA)』(29位上昇)『The ISME Journal』(23位上昇)の5誌でした。 『環球科学』の発行人、リウ・ファン氏は「私たちが運営する学術ニューメディアプラットフォームは、急速な変化の時期にあります。より良い情報サービスを中国の研究者に提供するだけでなく、国際的な学術動向や中国における科学研究の趨勢に関する貴重な視点を提示しています」と語っています。 カクタスの大中華圏部門ゼネラルマネージャー、クリスティーン・フーは「どんな研究でも、インパクトをもたらすには、対象とする人々のリーチと範囲を最大化することが不可欠です。WeChatが国際的な出版社から中国の読者にリーチする新たなコミュニケーションチャンネルとして認められていること、さらに、学術研究の情報発信源として新しいメディアの信頼性が高まり、研究を世界に広めるという当社の理念が推進されることをうれしく思います」と話しています。 1. 国際学術誌のWeChatでの影響力トップ500 2021年第1四半期、WeChatの公式プラットフォームで最も影響力の強かった学術誌500誌は、1万4000件以上の記事で取り上げられ、2183万件ものリーチを得ました。中でも大きな影響力を発揮した上位10誌は、5000件以上の記事と1580万件以上のリーチを獲得し、全体の70%を占めています。すべて知名度の高い一流国際誌で、内訳は『ネイチャー』『サイエンス』『ネイチャー・コミュニケーションズ』『米国科学アカデミー紀要』の総合誌4誌、『Journal of the American Chemical Society(米国化学会誌)』『Angewandte Chemie International Edition』『Advanced Materials』の化学・材料・エネルギー・環境分野3誌、『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』『ランセット』の医学誌2誌、生物学誌『セル』。 |500誌のうち中国誌は27%、中国で「最も権威のある」3誌は世界ランク17位、22位、25位 今回トップ500に入った中国の学術誌は合計137誌で、全体の約27%を占めています。そのうちの上位3誌は、『Molecular Plant』(17位)『The Innovation』(22位)『Horticulture Research』(25位)です。 100位以内に入ったのは、この3誌を含めて22誌でした。全体的に見て、中国誌は各順位帯に比較的均等に分かれ、最も多い201~300位には35誌がランクインしています。 本ランキングでは、中国国内外の学術誌のWeChatプラットフォームでの広まり具合を四半期および年単位で動的に追跡します。最も伝播力のある学術誌を定期的に把握することで、学術誌の社会的影響力を評価するための新たな基準点を提供します。 2. WeChatで最も影響力の強い学術出版ブランドトップ50 上記の500誌を発行するのは、中国国内外計68の学術出版ブランドです。各出版ブランドの学術誌に関するWeChatプラットフォームでの情報流通量の測定により、2021年第1四半期にWeChatで最も影響力の強かった出版ブランドトップ50が決定しました。上位10ブランドは、ネイチャー・ポートフォリオ、米国科学振興協会、ワイリー、セルプレス、米国化学会、エルゼビア、ランセット、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン、オックスフォード大学出版局、シュプリンガーです。ランキング入りした学術誌の数が最も多かったのはエルゼビアで、75誌に上りました。中国国内の出版ブランドも影響力の強さを示し、19ブランドがトップ50入りしています。そのうち上位20ブランドに入っているのは、KeAi Publishing(科愛出版)、China Science Publishing & Media(科学出版社)、Power System Technology(『電網技術』雑誌社)、Science in China Press(『中国科学』雑誌社)、Light Publishing Group(Light学術出版センター)です。 ランキング一覧はこちら |分野ごとに異なる出版ブランドが影響力を発揮 […]

