2024年11月7日
研究者のためのAI英語論文執筆支援ツール「Paperpal」が 2024年度DATA-EX賞において「データ社会 活用アイデア大賞」を受賞
~東京大学本郷キャンパスで開催された第12回DSAオープンフォーラムにて表彰~
科学コミュニケーションおよびテクノロジー分野で世界的に活動するカクタス・コミュニケーションズは、英文校正・翻訳およびAIによる論文執筆をアシストする研究者のためのAI英語論文執筆支援ツール「Paperpal」が、一般社団法人データ社会推進協議会(以下、DSA)が主催する2024年度DATA-EX賞において、「データ社会 活用アイデア大賞」を受賞したことを発表しました。
DATA-EX賞は、DSAがデジタル庁が掲げる「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」のビジョンに賛同し、データ社会に資する活動、研究、事業において顕著な業績を有する個人・組織・事業を称えるために設立された表彰制度です。
Paperpalは、最先端の自然言語処理技術を用いて、研究者の論文執筆プロセスを効率化し、高品質な学術論文の作成をサポートするAIツールです。英語ネイティブスピーカーによって校正された数百万件の学術論文データを基に学習しており、研究者の生産性向上と国際的な学術交流の促進に大きく貢献しています。
カクタス・コミュニケーションズ日本法人代表取締役 湯浅誠 コメント
この度の受賞は、弊社の科学コミュニケーションとテクノロジー融合の取り組みが高く評価されたことを示すものであり、大変光栄に存じます。Paperpal(ペーパーパル)は、日本人研究者をはじめとする英語力に不安を抱える方々にとって、本来の研究活動により多くの時間を割くための強力な支援ツールとなります。これは、デジタル庁が掲げる「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」のビジョンに合致し、グローバルな知識共有と学術発展に貢献する重要な取り組みです。英語を母語とする研究者に比べ、日本人研究者は論文の読解や執筆により多くの時間を要し、さらに言語の問題で論文が差し戻されるケースもあります。
Paperpalは、こうした言語の壁を取り払い、研究者が本来の役割である研究により集中できる環境を提供することで、社会に貢献できると考えております。今後もAI技術を積極的に活用し、世界中の研究者を支援していく所存です。
カクタス・コミュニケーションズ 代表取締役 プロフィール
1978年千葉県生まれ。大学を卒業後に渡英後、カクタス・コミュニケーションズのインド・ムンバイ本社に就業。日本法人の設立に携わり、現在カクタス・コミュニケーションズ株式会社の代表取締役を務める。大学・研究機関、学協会など日本のアカデミアに国際化支援事業に長く携わっており、現在はカクタス・グループ全体において日本・中国・韓国を中心とした戦略的グローバル・マーケティングおよびブランディングを統括。